涼しくなると痛む体、暑さを感じにくくなる体
2026年9月2日
施術者のA.Nです。9月の訪問先では、対照的なふたつの声を耳にします。「涼しくなってきたら、痛みが出てきた」という方と、「まだ暑いのに、喉が渇かない」という方。季節の変わり目のこの時期は、どちらも気をつけたいサインです。
涼しくなると痛むのはなぜ?
ある利用者さんは、膝の痛みについて「暑いうちは楽なのに、涼しくなると痛む」とおっしゃいます。毎年この時期、同じお話を伺うことが少なくありません。
気温が下がると体が冷えて、筋肉がこわばりやすくなります。こわばった筋肉は関節の動きを硬くするので、痛みを感じやすくなる——と、私も訪問先で実感しています。ひざ掛けを一枚足す、シャワーだけでなく湯船で温まる。そんな小さな「冷やさない工夫」を、本格的な秋の前に始めておきたいところです。
「喉が渇かない」は大丈夫のサインではありません
一方で、9月はまだ残暑の季節でもあります。別の利用者さんからは「喉が渇かないから、水を飲むのを忘れてしまう。それが影響したのか、血液検査で高い数値が出てしまって」というお話を伺いました。また、施術中にご本人があまり暑さを感じていらっしゃらない様子が気になった方もいらっしゃいます。
年齢とともに、喉の渇きを感じるセンサーや、暑さ・寒さの感覚は少しずつ鈍くなると言われています。「渇いていないから大丈夫」とは限らないのです。工夫は2つだけ。
- 時間を決めて飲む。 起きたとき、10時、15時、お風呂の前後——「渇いたら」ではなく「時間が来たら」に変えます
- 見えるところにコップを置く。 テレビの横や食卓の定位置など、目に入る場所に置くと自然に手が伸びます
迷ったら、受診してみてください
最後に、少しほっとするお話を。膝の痛みで受診をためらっていた方が、思い切って整形外科に行かれたところ、検査の数値が前回より良くなっていたそうです。原因は分からず、貼り薬をいただいて帰られたとのことですが、「行ってみたら安心できた」と話されていました。
痛みや体調の変化が気になるときは、ひとりで抱え込まず、主治医の先生にご相談ください。私たちも訪問の際、「今日はお水を飲まれましたか?」の声かけを続けていきます。
(文:施術者 A.N)
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